こんにちは!イリュージョンカーディテイリングです!
今回は2019年式トヨタRAV4のディテイリング施工をお届けいたします。
足回り洗浄
通常シャンプー洗い(タイヤハウス、タイヤ、ホイール)後、タイヤハウス&ホイールのケミカル洗浄を経て最後に保護剤も施工します。
本来の質感を取り戻すことで足回りもきまります!
タイヤハウス内もナチュラルな黒さを取り戻しております。
特にSUVは重要箇所かと
続いてはドア内、ヒンジ部簡易清掃。
外装重視にて簡易的ではありますが、ディテイリングブラシやスポンジ等で清掃していきます。
ボディ 洗車・洗浄
先ずは洗車スポンジが入らない箇所の汚れを大小様々なディテイリングブラシで掻き出していきます。
スノーフォームをかけた状態でのブラッシング、または一旦泡を洗い流すパターンと、その時の車両の汚れ具合や形状、大きさなどで変わってきます。
細部清掃を終えたら2バケツ(シャンプー専用+濯ぎ専用)にて通常洗車となります。
洗車し終えると濯ぎ専用バケツは結構汚れます。
拭き終えるとやはり細部にはスケール汚れが蓄積してます。
特にグリルは汚れの温床になりやすい箇所故、クレンジングも大変です^^;
フロントバンパーの未塗装樹脂部もびっしりスケール付着が確認できます。
ここからは洗車では落とせない汚れや付着物の除去開始です。
先ずは異物&鉄粉除去。
隅までしっかりとパッドを通していきます。
続いては細部酸洗浄。
手袋はもちろん、保護メガネ、マスクも欠かせません。
この後実際に洗浄中酸がはねて保護メガネに付着しました。
メガネをしていなかったらと思うとゾッとします^^;
集中し直し細部という細部を洗浄していきます。
拡大
Before
After
汚れの蓄積しているグリルも上下左右チェックしながら除去していきます。(一方方向から見ているだけでは高確率で取りこぼしアリ)
時間はかかりますが、フロント回りという重要箇所故仕上がり後は歴然の差が出ます。
未塗装樹脂部も抜かりなく
※コーティング施工前です。
細部を終えたら今度は面です。
“塗装の現状”を確認するためには欠かせません。
次の研磨工程にて必要以上に塗装を削らないためにも必須作業となります。
金属部分は特に慎重に 。。
After
研磨
マスキングを終えたら暗室化へ。
しばらくの間この環境下で過ごします^^;
ボンネットはそこまでキズは多くありませんでしたが、しっかりと確認できます。
常時キズを確認しながら、できる限り最小限を意識した初期研磨+光沢引き上げ最終研磨の2工程にて理想的な状態へ。
拡大
光沢がUPしパールホワイトがより引き立ちます。
狭い部分であっても“大体の感覚”では磨きません。
必ず光源を当てながらシビアに研磨していきます。
研磨後
つるんと潤い感が出たかと^^
ルーフはこちらの形状もありほぼ3インチポリッシャーで研磨しました。
研磨後
キズが目立って乱反射状態でしたが、しっかりと整い透明感ある本来の塗装の質感へ。
ルーフレールはかなりデリケートな塗装なので全く異なるマッチングにて。。
最小負担でサラッと磨き上げます。
場所的にも塗装的にも深追いし過ぎては良くない結果を招く恐れがあります。
バイザーも“樹脂パーツ専用マッチング”にて。。
余計なキズを入れることなく研磨可能です。
透明感が出て裏側のキズが見えてしまいますが^^;
続いてはサイドパネル。
最適な照射方法にてキズを浮かび上がらせます。
バッチリかと^^
淡色車はよくビフォーアフターが分かりづらいなどと言われておりますが、このようにシビアに研磨することでしっかりと“変化”をご体感していただけるかと思います♪
プランや施工内容にもよりますが、今回はドアカップも抜かりなく機械ポリッシング
仕上がり後は手触りもツルツルします。
でもあまり触れないでくださいね(笑)
こちらの箇所は定番で深めなダメージが入りがちです。(素材的にも塗装的にも仕方ありません)
仕上がりだけを意識するのではなく、“今後”も踏まえた施工とさせていただきました。(何も考ずに磨き続けるのは得策ではありません)
今回のテールレンズは全体的にキズが深く通常より時間はかかりましたが。。
研磨後は雲泥の差がでます。
RAV4は特にテールレンズが目立ちやすいので後方から眺めた時の“見え方”が変わります♪
リアバンパーも狙いを定めて。。
つるんと光沢仕上げでフィニッシュ^^
左サイドは右サイドに比べると多くキズが入りがちです。
乱反射が無くなり本来の透明感ある映り込みへ。
深すぎるキズは“あえて”残させていただきました。
極限まで追い込むことは推奨しておりません。
ただキズの角は丸くなりますので、屋外で見たときは見え方も変わりますし、気にならないレベルになることが多いです。
最後にマフラーも磨き上げ研磨工程終了です。(コーティングも施工します)
コーティング
コーティング前は研磨粉除去と脱脂も含めて必ず洗車します。
最後はもちろん大量の純水で濯ぎます。
“洗車後”の状態です。
まだコーティング施工前ですが、すでにコーティングしたかのような艶感・光沢感を感じていただけるかと思います。
コーティングの質感自体はあくまで“+α程度”で、9割方下地処理(特に研磨)で作り上げた質感となります。
(お預かり期間中は殆どの時間を下地処理に費やします※クオリティ重視にて)
完全に水を切ったらいよいよコーティング施工開始
自作ライティングスタンドにて入念にチェックしながら作業を進めます。
淡色車はコーティング施工時も見えにくいので大いに役立ちます^^
今回のコート剤は「無機・有機ハイブリッド型の硬化系コーティング」を使用させていただきました。
スケールメンテナンスに対応した “実用性あるリアルなコーティング” です。
逆にスケールメンテナンスを行えないコート剤(スケール除去剤で剥がれてしまう)は、被膜上の水垢を落とすことができませんので、いくら高額でハイブランドなコーティングの場合であっても実用性は感じにくいかと…
完成
コーティングで+αな潤いを与え全工程終了です!
細部まで手を加えたスキのない仕上がりとなっております♪



テールレンズが輝いているとやはり違います。
未塗装樹脂部分は、いかにも塗りました的なギラギラし過ぎない濃さです。
当店の場合はボディ用のコーティングが施工可能なので、より持続性が期待できます♪
しっとりと^^
デリケート箇所はあえての塗り分け。
適材適所です。

グリルも抜かりないクレンジングから素材や場所を考慮したコート剤チョイス。
隅々まで行き渡らせるための㊙施工にて



大変お待たせいたしました!
納車時オーナー様からは「新車になった!」と言っていただき、疲れも一瞬で吹っ飛びました^^
この度は誠にありがとうございました。心より感謝申し上げます。