ディテイリング

【日産 エクストレイル】ヘッドライトリペア+ウィンドウコーティング+ドアヒンジ・開口部洗浄&コーティング『オプション施工編』(前半)

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こんにちは!イリュージョンカーディテイリングと申します。

今回は日産エクストレイルのボディディテイリング、多数のオプション施工の模様をお届けいたします!

内容の方が中々のボリュームとなってしまいましたので、前半(オプション施工編)と後半(ボディディテイリング編)の2部構成となります。

ヘッドライトリペア

先ずは効率や作業中に起こりかねない弊害等を考え、ヘッドライトリペアからのスタートです。

「リペア前の状態」
全体的に劣化しております。
簡易クリーニング等でぱっと見の見た目を良くすることは可能ですが、直ぐに再劣化してしまうので酷くなったらリペアがおすすめです。

がっちりと養生します。
ヘッドライト周りの保護はもちろん作業中非常に粉が舞うので、やりすぎくらいが丁度いいと感じます^^;

サンディング中
劣化の大本であるハードコート層を根こそぎ除去していきます。
境目がはっきりわかるかと思います^^

サンディングを終えると私諸共粉まみれに(>_<)
養生の大切さがわかります。

サンディング後は研磨で復元し、本来のクリア感が蘇りました☆
合計9工程のリペア作業にて完了です!
最後のコーティング工程時にはヘッドライト専用コート剤も施工いたします。

ウィンドウコーティング

今回のウィンドウコーティング施工、通常よりかなりのお時間を要しました。
こちらの車両新車時から井戸水にて洗車されていたので、より強固なウロコ汚れが全体的に付着しており特に窓ガラスは強烈でした…

このように強めなウロコ汚れの場合、通常とは異なった施工方法となりますので施工時間・価格共に増してしまいます。

非常に地道な作業にて際箇所までクリーンな状態へ。

リアガラスの状態^^;

半分まできたところです。
内窓汚れが見えるまで改善しました(右上スポット照明周辺)

数時間を要しようやくリアガラスフィニッシュです!
雲泥の差かと^^
内窓は一番最後に仕上げます。

Before

After

全てのウロコを除去し終えたらしっかりと洗い流し、乾燥後脱脂してからのウィンドウコート施工で完了です。

気持ち良い撥水はもちろん、スケールの付着軽減、クリーンな視界確保につながります。

「汚れを落としてから液剤を塗り込む」といういたってシンプルな作業内容ですが、やりこむと意外と奥が深いウィンドウコーティング。特に下地処理のガラスへのアプローチ時です。

「油膜落とし」、「ウロコ落とし」主にこの二つの汚れに絞られますが、ウロコ落としだけでも今回のように非常に時間がかかるタイプからあっさり落ちるタイプまで様々です。

除去方法も機械を使用するケースや手磨きのみのケース、強めなケミカルを用いるケース、機械も非力なタイプから研磨熱を意識しないといけないくらいパワーがあるタイプを使用するケースなど多岐にわたります。

ちなみに今回のケースは手磨きメインで機械(非力なタイプ)も併用しております。
通常の下地処理時はこの逆になります。
考えられる様々なリスクや効率、汚れの状態などを考慮しての選択肢です。

油膜落としですら間違えた施工方法を行ってしまうと、実は簡単にキズが入ります。
屋外環境であれば注視しないとわからないレベルですが…

少々長くなってしまいましたが、結局のところウィンドウコートも「下地処理が大切!」ということを少しでもお伝えできたらなと思った次第でございます^^

もちろんコート剤も拘っておりますよ♪

ドアヒンジ・開口部洗浄&コーティング

続いては汚れが蓄積しやすいドアヒンジ部や開口部の徹底洗浄+コーティング施工のご紹介です。

ヒンジ・開口部は通常施工時(ボディコーティング時)は、外装重視にて簡易的な処理のみとさせていただいております。

本来であればボディ同様しっかりと洗浄し、コーティング施工までが理想的ではありますが、汚れが蓄積しやすい箇所ゆえ作業時間がかかりすぎてしまう、またお車によって蓄積度合いも様々ですので、オプション施工とさせていただいております。

今回はがっつりと洗浄を行い、このような複雑な部分には最適なコーティングを施工いたします。

井戸水の影響もありヒンジ部もびっしりとシミが付着しております。

適材適所ブラシやケミカルを使い分け精密にクリーニングしていきます。

かなりスッキリしました。
キズは残りますが質感としては十分かと^^

一見落ちるか不安でしたが…

バッチリでございます♪

洗浄後はレジン系コート剤にて隅々まで保護。
気持ちのいい撥水で汚れも落ちやすくなりますので、ぜひヒンジ・開口部も洗ってあげてくださいね^^
拭き上げも楽になります!
コート剤チョイスのポイントとしましては、
「汚れが蓄積しやすい」
「水分残りしやすい」
「デリケートな箇所が多い」
「隅々までコーティングが難しい」
「完全な研磨が難しい」
といった複合的な要素を考慮して選定しております。

安易なコーティング選定は逆効果を招く恐れがあります。
状態が悪くなったら研磨でリセットすればいい?
しかし形状的に完全な研磨は難しい、尚且つデリケート箇所が多い…

少しでも“良い結果に”を念頭に置いております。

 

今回のオプション施工編は以上となります。
ありがとうございました!
後半のボディディテイリング編へつづきます。